通説編第4巻 第6編 戦後の函館の歩み |
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第1章 敗戦・占領、そして復興へ 一時接収のゴルフ場 |
一時接収のゴルフ場 P59−P61 昭和21年『函館市事務報告書』には、アメリカ軍に一時的に接収され、返還された函館市所有の土地・建物に関する記載がある。まず「進駐軍に一時接収され返還となつた土地」として、(1)地蔵町9及び4番地所在空地(昭和21年11月30日接収、21年3月25日返還)、(2)見晴町57番地所在ゴルフ場(昭和21年1月11日接収、同年10月31日返還)の2か所が記されている。ゴルフ場に関しては、函館市「昭和二十一年度市有地関係綴」に次のような文書がある。 土地賃貸料金収入の件 また、「進駐軍に一時接収され返還となつた建物」に、(1)汐見町6ノ2の青年会館(昭和20年10月18日接収、昭和21年4月19日返還)、A西川町3ノ1の市庁舎第1分館(昭和20年11月29日接収、昭和21年3月25日返還)がある。 これらは、函館市の所有物件で、一時的に接収された後に解除されたものだけを示している。このほかにも、引き続きアメリカ軍の接収する物件が存在していた。そのひとつである元函館連隊区司令部の建物は、昭和23年10月1日付けで返還許可がおりている(『北海道連絡調整事務局半月報』昭和23年10月5日)。また、函館荷役事務所の接収解除は、翌24年2月21日付けであった(『北海道連絡調整事務局半月報』昭和24年3月1日)。 |
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