通説編第4巻 第6編 戦後の函館の歩み |
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第1章 敗戦・占領、そして復興へ 北海道進駐のアメリカ軍兵力 |
北海道進駐のアメリカ軍兵力 P55−P56 一方、北海道全体に進駐したアメリカ軍は、20年10月20日現在2万700名、12月4日現在2万241名、翌21年2月13日現在2万241名という数字があり、日本本土に進駐したアメリカ軍全兵力が、20年12月4日の場合は43万287名(このほかイギリス軍200名が長崎に駐屯)であったから、北海道に駐屯したアメリカ軍兵力は、その約4.7パーセントを占めていたことになる(前掲『占領史録』下)。これに対して、昭和20年「長官事務引継書」は、10月26日現在の駐屯地別総兵力を2万1630名としている(表1−2)。また、昭和21年2月の「長官事務引継書」は、「駐屯軍ノ移動及動静」の項で、「本道駐屯当初ノ兵員概数ハ約二四、七六〇名ナリシモ其ノ後逐次帰還或ハ退道シ今尚引続キ漸減ノ模様」としている。この「駐屯当初ノ兵員概数ハ約二四、七六〇名」という数字がいつの時点のものか明記されていないが、昭和20年10月のデータである可能性が強い。なぜなら、同20年11月2日現在、北海道に展開した第七七師団の兵力概数は2万1000名というデータがあるからである(終戦連絡事務局『執務報告』昭和20年11月15日、『日本占領・外交関係資料集』第3巻)。ともあれ、内務省の調査に基づく『占領史録』の記載とは4000名前後の違いがある。
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