通説編第3巻 第5編 「大函館」その光と影


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第2章 20万都市への飛躍とその現実

第4節 戦間期の諸産業
3 工業化の進展

3 主要企業の動向

函館船渠(株)

浅野セメント(株)北海道工場

大日本人造肥料(株)函館工場

函館製網船具(株)

函館水電(株)

北海道瓦斯(株)

北海道瓦斯(株)   P456

 熟用としてガスを使用する戸数は大正10年で、1814戸であったが、昭和5年には3531戸(ほかに灯熱併用が1093戸)に増加している。昭和5年のガス供給量は203万立方米、このほかにコークス2762トンとコールタールの副産物があった。大正末期の製造高は10数万円であったが、昭和2年から20万円をこえ、5年には29万余円となった。このうち副産物は16%、従業者は13名である。
 また、関連して当時の薪炭消費高をみると薪はこの10年間は、30万〜40万円、木炭は大正12、3年には150万円をこえたが、昭和3年には100万円となり次第に減少、5年には76万円となっている。
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