通説編第3巻 第5編 「大函館」その光と影 |
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第3章 戦時体制下の函館 北海道護謨工業(株) |
北海道護謨工業(株) P1143−P1144 ゴム工業は昭和2年には3工場があり、生産額は101万円、5年には80万円(『函館市統計』)であった。函館商事会社千代岱工場は9年には追分町へ移転して同社の第1工場となった。第2工場は旧函館ゴム会社の松蔭工場であった。そして10年9月には、函館商事会社の資産一切を買収して、資本金80万円の北海道護謨工業が創立された。設備を拡張した北海道護謨会社と東邦ゴム工業および岡田化学工業所を含めた10年の生産額は122万円(『函館産業大観』)であった。本州からの移入額は減少傾向で6年が約28万円と最低であったが、それから上昇して10年には約90万円となっている。
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