通説編第3巻 第5編 「大函館」その光と影 |
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第1章 露両漁業基地の幕開け 明治後期の造船業と鉄工場 |
明治後期の造船所と鉄工場 P127−P130
工場動力に、有江、星野、高田の工場では、6〜15馬力の蒸気機関を用いていた。他の鉄工場は41年、大沼銚子口の函館水電(株)水力発電所ができてから、1〜2馬力の電動機を使うようになったが、それ以前は人力、蓄力に頼っていた。しかし、工作機械の導入には熱心で、国産のみならず、アメリカ、イギリス、ドイツの製品も購入している。 造船所は港湾に面した真砂町、鶴岡町、若松町界隈に多かったが、他は弁天、大森浜に点在していた。鉄工場は真砂町地区、西川町地区、東川、栄、旭町地区に多い。明治40年8月の大火は函館の西部地区の大半を焼いた。しかし、多くの造船所、鉄工場は市街地周辺の東部地区にあったので被災を免れた。 |
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