通説編第4巻 第6編 戦後の函館の歩み |
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第2章 高度経済成長期の函館 暖房の変化 |
暖房の変化 P520−P521
ほとんどが石油ストーブに転換してしまった現在、薪ストーブ・石炭ストーブに関しては懐かしい思い出として語られる話が多かった。たとえば、「薪ストーブの薪を一シキ(ひとしき)二シキ(ふたしき)などと表現します。積み上げたひとしきの寸法は、6尺×5尺×2尺5寸。夏に薪と一緒に薪切り屋さんと出面の人2、3人が来て、荷台から下ろした薪を切り、割って軒下に積み、冬に備える風景はモーターで薪を切るキーンという音、薪を割る音とともに夏の風物詩でした。薪ストーブのやわらかい暖かさとともになつかしい思い出です。」(昭和5年生まれ・杉並町)という手紙を聞き取り後にいただいた。また石炭ストーブによっていかに部屋が汚れ、煙突掃除が大変であったかという話(昭和5年生まれ・杉並町)もなかば懐かしい話としてよく聞くことができた。 |
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