函館市街之図 明治7年
内容説明:
木版 和装 折図 冊子目録には「函館市街全図」とあり 明治7年(1874)2月に開拓使函館支庁が初めて刊行したもので、木版印刷による美麗な実測図である。縮尺5千分の1の堂々たる図でもあり、函館山のケバ描写も美しい。江戸期の市街地は山麓から港湾側に発展してきたのだが、本図では反対側の海岸線のほうにも市街地が延びつつあることがわかる。新しい公的機関がいくつも出現し、例をあげると「開拓使庁・海関所・税関・貫目改所・馬車会所」があり、「英国商ブレキストン・英国商トムソン」、台町には「外国墓」も見える。しかし、亀田方面には堀割(願乗寺川ともいう)以外は空白が目立っている。(高木崇世芝/文)
著者:
開拓使函館支庁/編
出版者:
開拓使函館支庁
出版年月:
1874年
ページ数:
1枚
サイズ:
113×99cm
請求記号:
K29011ハコ6001
資料番号:
1810658698