分間箱館全図 享和元年
内容説明:
写本 和装 1鋪 木工棟梁 橋本次郎兵衛控 本図は箱館市街地平面図である。題名にある「分間」とは、「測量・縮尺」を意味する言葉であり、文字通り実測による正確な図面である。図中に「大工棟梁橋本次郎兵衛扣、享和元年酉九月」とあり、1801年の写図であることが分かり、箱館市街平面図として最も古いものである。「御用地、寺社地、町地」などと色分けされる凡例も完備している。また現在の地番にあたる数字も付されている。御用地では御番所・南部勤番所・津軽勤番所が最も広く、寺社地は八幡・浄玄寺・称名寺・実行寺・高龍寺・神明が大きな敷地をもっているなど一目瞭然である。三角形の大きな空白があって「寄洲新築地」と書かれているが、築島はまだ出来ていない。(高木崇世芝/文)
著者:
橋本 次郎兵衛/控
出版者:
出版年月:
1801年
ページ数:
サイズ:
請求記号:
K29011フン5001
資料番号:
1810658144