内容説明：

［明治7年6月改］　写本　和装　1枚　開拓使函館支庁の管轄地域である渡島半島を描いた図であり、明治7年（1874）6月に改訂された手書き図である。郡境が引かれ沿岸の村々の地名を記載、支庁の地方出張所にあたる「分署」もみえる。また、津軽今別から福島へ海底ケーブルが敷かれ、ここから当別、函館、森、山越内、長万部に至る電信線も引かれている。明治初期の新しい時代を迎えた管内の様子がわかる図である。（高木崇世芝／文）