函館五稜郭周辺絵図
内容説明:
折畳1枚物 幕末も明治に入る直前ころの作成図であろう。図の欄外に「橋本玉蘭斎図」と記す。橋本玉蘭斎は幕末の横浜浮世絵師で膨大な横浜浮世絵を描いたこと、また数多くの地図や鳥瞰図を発行したことでも知られる人物である。本図は、箱館山の麓に広がる市街地の一部から亀田平野に向かう広い地域を描いたものである。目に付くものをあげると、市街地には「新築立出嶋・材木場・大炮稽古場・綿羊飼立場・御蔵所・借馬所馬場・願成寺」があり、亀田のほうには「津軽陣屋・五稜郭・御役宅・御薬園」がある。安政6年(1859)に竣工した堀割(願乗寺川ともいう)が流れており、亀田新田・湯川新田も見える。(高木崇世芝/文)
著者:
橋本 玉蘭斎/作
出版者:
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ページ数:
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請求記号:
K29011ハシ5001
資料番号:
1810234508