通説編第3巻 第5編 「大函館」その光と影


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第2章 20万都市への飛躍とその現実

第6節 民衆に浸透する教育

1 大正デモクラシーと教育

3 教員養成

函館師範学校の教育

制度の拡張

学級数・生徒数の推移

制度の拡張   P659

 開校後3年、大正6年度に、教育実習のための付属小学校の設置をみることになった。函館区亀田尋常高等小学校を第一代用付属とし、亀田郡亀田小学校を第二代用付属とするものである。
 この頃小学校の就学児童数が急速な伸びを示し、それによる教員の不足が深刻となっていった。北海道連合教育会ではこのような事態に対処するため、尋常小学校本科正教員養成講習科を設置することに決した。同7年4月、同会の委嘱による尋常小学校本科正教員養成講習科が、函館師範学校に設置されることになり、翌8年4月には、本科第二部1学級の設置が実現している。その後同15年には、専攻科が設置されている(北海道函館師範学校『創立二十五年史』)。
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