通説編第1巻 第3編 古代・中世・近世 |
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第5章 箱館開港 松前藩への通達 |
松前藩への通達 P552−P553 日米和親条約を締結すると、ペリーは開港に先立って下田・箱館両港の視察を申し出た。慕府はこれを許したが、当時、箱館は再直轄前で、まだ松前藩領であったので、林大学頭らは松前藩主崇広にその旨を通告し、海防掛勘定奉行からは松前藩老に対し、次のような心得方を達した。 御達書 松前藩江戸藩邸からの通報と、右の達書を受けた国元福山の驚きはひとかたならず、その応接掛として家老松前勘解由、用人遠藤又左衛門以下属吏数人、その警備として番頭(ばんがしら)佐藤大庫以下一隊の兵を箱館に派遣した。3月22日勘解由らは箱館に着き、4月5日箱館市在の住民に対し、次のような米艦渡来の際の心得を布達し、諸種の準備を撃えたのである。 |
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